Perlとは
Perl は UNIX で生まれたプログラミング言語で以下のような特徴があります。作者は Larry Wall氏です。同氏によると、Perl は "Practical Extraction and Report Language"「実用データ取得レポート作成言語」のことだそうです。名前の由来からわかるように、Perlは大量のデータから必要なデータを取り出し、それを加工して出力することが得意なプログラミング言語です。 しかしWindows上で移植はされていますが元々UNIXの処理系として開発されたものなので完全とは言えません、つまりUNIX上では正常に動くスクリプトもWin環境では動かない事もあるという事です。 無料である
何と言ってもお金が掛からないで覚える事が出来る、、、良い事です。 しかしこの容易さが人気の一つであり、ホームページで使用する CGIは Perl書かれている事が多く、広く普及している言語と言えます。 情報量の豊富さ
CGIスクリプトをPerlで記述する機会が非常に多くなっている為、書店にはどれを購入しようか迷うほどの本が置かれています。その他こういったインターネット上にもPerlの情報はとても豊富で情報収集と言った面では非常に快適だと感じます。 インタプリタ言語
Perlはコンパイルなどと言った事をしなくても作成したソースをそのままローカルですぐに実行する事が出来ます。そして、簡単にプログラムが組めるように、いろいろな工夫が施されています。特に、テキストファイルを処理するプログラムは簡単です。 C言語の文法に似ている
C言語, sed, awk, sh の最も良いところを組み合わせたもで、これらの言語に慣れ親しんでいる人にとってはほとんど難しくありません。式の文法は、 C言語の文法に非常に良く似ています。また、省略できる記述法が非常に多く慣れてくるとソースの記述作業を軽減できます。 強力なパターンマッチ
Perlは色々なテキストファイルを調べ、情報を抜き出し、その情報に基づいてレポートを作成する等の作業に向いているそうです、その理由はPerlは非常に強力な正規表現をサポートしておりテキストと操作処理が他の言語と比べると容易に行えます。
ダウンロード
インストール手順
1.前準備
ActivePerlをインストールする前にそれぞれ下のファイルをインストールする必要があります。 -
Windows95/98
-
WindowsNT
- Windows2000 → 必要ありません
- WindowsXP → 必要ありません
2.インストール
上記からダウンロードした *.msi ファイルを実行して下さい。 メッセージは英語で表示されますがビックリしないで下さい。表示された意味が良く分からない時はデフォルト「そのまま Enter 」でいいでしょう。 ※ 次からは Perlを"C:\Perl"にインストールした事を前程に話しを進めていきますので自分の環境に合わせて読んで下さい。 3.PATHの設定
autoexec.bat 設定は Windows 95/98 のみ行います。 Windows 2000/XP をお使いの方は読み飛ばしてください。インストール時に既に設定されている?かもしれませんが一応書いておきます。(未設定でも動きます) C:\autoexec.bat に下記の様な記述がされているのを確認して下さい。 SET PATH=C:\PERL\BIN;"%PATH%" ※変な記述にしてしまうと Windowsが起動しなくなる可能性があるので要注意4.再起動
これでインストールは全て終了ですのでマシンを再起動して下さい。
初めてのプログラム Hello World
1.バージョンを表示してみる
コマンドプロンプトを起動 ( スタート → ファイル名を指定して実行 → 「CMD」 を入力しリターン) し 「perl -v」 と入力して見て下さい、バージョンなどの多少の違いはありますが、このようなメッセージが出れば表示されれば成功です。 2.Hello World を出力するプログラムを作る
スクリプトファイルの作成
メモ帳などのテキスト形式のファイルを作成できるエディタを起動して次の内容を打ち込んで下さい。 上でも記述しましたが、Perlでは大文字小文字は別の文字として扱います。 print とタイプするところを Print としてしまうとスクリプトは動作しませんので注意してください。 ※因みにこの作業が一般的にプログラミングと呼ばれる作業です。 print "Hello World !!" ;
ファイルの保存
次にファイルを保存します。 ここでは 「C:\Perl\ 」にファイルを保存する事にしてお話します。 メモ帳の ファイル(F) → 名前を付けて保存(F) を選択すると保存のダイアログが表示されます。 ここでファイル名を入力する欄に 「C:\Perl\hello.pl」 と入力して保存を押して下さい。 これでファイルの保存まで完了です。 コマンドプロンプトの操作
今度は コマンドプロンプト( MS-DOSプロンプト )を起動します。 コマンドプロンプトの起動は Win2000 / XP の方であれば、 「 スタート 」 → 「 ファイル名を指定して実行 」 → 「 "CMD" と入力してリターン 」 で起動できます。 カレントディレクトリ ( 現在作業中のディレクトリ ) を移動しますので、コマンドプロンプトの画面より次のコマンドを打ち込んで下さい。入力待ちのプロンプトが C:\Perl> に変更されれば成功です。 cd c:\perl
Perl.exe の操作
今度はプログラムの記述に間違いがないか、文法チェックを行います。 Perlで文法確認をする場合は、 -cw オプションをつけて Perlを実行します。 文法的に誤りがあればエラー箇所、エラー内容が表示されます。文法的に正しいスクリプトであれば "syntax ok!!" と言う風に出力されます。今後スクリプトを色々作成していくと思いますが実行の前に先ずこのコマンドで文法的に正しくなっているか確認して下さい。 perl -cw hello.pl
いよいよスクリプトの実行です。 Perlのスクリプトを実行するには、 Perl <スクリプト名> と記述をします。 次のコマンドを入力し 「Hello World!!」 と画面に表示されれば成功です。 変なメッセージが出てきた時などはスペルミスなどを確認して下さい。 perl hello.pl
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